流動性リスクと週末リスク

■流動性リスク

流動性…市場での取引量のこと
流動性がある…取引量が多く、取引がしやすい状況
流動性が低い…取引量が少なく、取引がしにくい状況

外国為替市場は、通常、流動性のある市場ですが、各国の祝祭日や経済動向、取引時間帯等によっては、通貨の種類を問わず、流動性が低くなる場合があります。

Q: では、流動性が低いとどうなるのでしょうか?
A: <カバー先>
  流動性が低い状況での取引は、カバー先自身がリスクを背負うことにもなりかねないため、積極的に取引をしたくないと考え、レートを配信しなかったり、配信したレートの売りレートと買いレートの差を大きく広げたりします。
  <お客様>
  レートが配信されなければ、取引を行うことができません。値幅制限がないため、レート配信が再開した時点で、ロスカット値を超えてしまっている場合があります。
  取引量が少ないため、約定しなかったり、不利なレートで約定したり、ロスカットを含む意図した取引ができない場合があります。
  流動性が低い状況での取引は、預託された資金を上回る損失発生の可能性が非常に高くなります。
     
Q: レートが配信されていた時点では、ロスカット値に達していたのに、約定しないまま、レートが配信されなくなりました。ロスカットはどうなるのでしょうか?
A: レートが配信されなければ、約定しません。
     
Q: その後、レート配信が再開したら、ロスカットはどうなるのでしょうか?
A:

レート配信が再開した時点の市場レートで成行決済となります。


※取引時間内外を問わず、流動性が低くなる場合がありますので、リスクを十分ご理解の上、ご自身の判断でお取引ください。

※時間指定注文に関しては、取引時間内であっても通貨ペアによって時間指定ができない時間帯がありますので、十分ご理解の上、お取引下さい。時間指定できない時間帯はこちら



■週末リスク

週末リスクとは、外国為替市場が一般に取引を行っていない週末(*)に様々な状況が生じ、金曜日の終値から大きく乖離したレートで月曜日の取引が開始されることをいい、ストップロス注文やロスカットが予定損失額を上回る可能性、また預託された資金の元本を上回る損失発生の可能性があります。また、IF-DONEやIF-OCO注文などでは、新規注文を逆指値で指定されている場合、新規約定レートが指定レートから大きく乖離して約定することにより、予想に反して損失となる場合があります。 週明けまでポジションを保有される場合、リスクを十分ご理解の上、ご自身の判断においてお取引ください。

週末(*)とは・・・日本時間の土曜日の朝(取引終了時)から月曜日の朝(取引開始時)までのことをいいます。

<取引開始時間と終了時間>

開始時間(日本時間)

終了時間(日本時間)

米国標準時間

米国サマータイム

米国標準時間

米国サマータイム

月曜日午前7:00

月曜日午前6:30

土曜日午前6:30

土曜日午前5:30


<メンテナンス等の時間(日本時間)>

曜日

メンテナンス等の時間

月曜日~金曜日

・ロールオーバー時(日本時間:米国標準時間採用時は午前6時59分、米国サマータイム採用時は午前5時59分)に、日締め作業のため15分程度、最大30分程度通信が切断され、再ログインが必要となります。

土曜日

・取引終了後、メンテナンスを実施する場合がありますが、予め当社ホームページにてお知らせいたします。

メンテナンス中はログインが出来る場合もありますが、発注、注文の取消・変更、クイック入金などの操作を行うと不具合が生じる可能性があります。
上記以外の時間帯に臨時メンテナンスを行う場合があります。臨時メンテナンスを行う場合は当社ホームページの「メンテナンスニュース」に掲載いたします。