両建について

両建とは、売りポジション(買いポジション)を保有している状態で、同じ通貨ペアの買いポジション(売りポジション)を保有することをいいます。両建のデメリットとして、各ポジションに発生するスワップポイントの差によるコスト、売りレートと買いレートの差(スプレッド)によるコスト等があります。当社では、お客様が負担されるコストをリスクであると考え、両建を推奨いたしておりません。ただし、「MATRIX TRADER」では、お客様ご自身の判断において設定を変更することで、両建を選択することもできる仕様としております。両建なしの設定または初期設定のままで未決済ポジションの反対売買をされた場合、新規注文のつもりであっても、未決済ポジションの決済が優先されます。

初期設定では『両建なし』となっており、保有ポジションの反対売買を行うと決済注文となります。ポジションが複数ある場合は約定日時の古い順に決済となります。MATRIXチャート、iアプリ、S!アプリ、モバイル版以外であれば、設定を約定日時の新しい順、評価損益の少ない順(損失の大きい順)、評価損益の多い順(損失の小さい順)に変更していると、設定した順序での決済となります。設定は端末ごとの設定になります。複数のパソコンやスマートフォン等でお取引をされる場合、端末ごとに設定を行ってください。

両建をご希望の場合は取引画面にて、ご自身で『両建あり』に設定を変更してください。
お客様のご利用環境によってはログアウトの際に初期化されることがあり、『両建なし』となってしまう場合があります。初期設定を『両建あり』にされた場合は、パソコン版では取引画面上部のお名前(ログインID)の右に『両建あり』と表示されますので、ログイン毎に取引画面上部のお名前(ログインID)の右に『両建あり』と表示されていることをご確認ください。パソコン版以外では、注文画面等にて『両建あり』の設定となっていることをご確認ください。

両建設定は端末ごとの設定になります。複数のパソコンやモバイルなどでお取引をされる場合、端末ごとに設定を行ってください。

モバイル端末(携帯電話・スマートフォン・タブレット等)で初期設定を『両建あり』にされた場合でも、端末の戻るボタンを利用するなどご利用状況によっては適用されない場合があります。必ずご注文毎に、注文画面内の両建が『あり』と表示されていることをご確認ください。

既に保有しているポジションを『両建あり』でお持ちになっていたとしても、その後、反対売買となる注文を発注する際に『両建なし』の状態で発注されますと、保有ポジションの決済となります。

同一通貨ペアのポジションを保有している場合『両建なし』の状態でIF-DONEやIF-OCO注文を発注された場合、IFの注文が保有ポジションの反対売買となる場合、新規のつもりであっても、新規注文にはならず、保有ポジションの決済となり、DONEで設定した決済注文は自動的に取消となり、意図した売買ができない可能性がありますので、発注の際にはよくご確認ください。パソコンのインストール版では、IF-DONE、IF-OCOのみ、初期設定で『両建あり』となっております。 パソコンのインストール版以外のツールではIF-DONE、IF-OCOも通常注文と同様、初期設定で『両建なし』となっておりますので、ご注意ください。

両建時の証拠金は、売ポジションと買ポジションの数量が同じ場合は片方分で計算され、数量が異なる場合は多い方で計算します。

※両建はスワップポイントの売り買いの差、スプレッド等のコストがお客様にとって不利になりますので、当社では、両建を推奨いたしておりません。お客様ご自身の判断においてご利用ください。